セイコーの懐中時計「19セイコー」です。裏蓋のシリアルから、1965年（昭和40年）6月に製造された個体と推測されます。裏蓋には「名臨鉄 No.40」と刻印があります。（名古屋臨海鉄道のことと思いますが、詳細は不明です）・91系15石ムーブメント ・ブルースチール針 ・スモールセコンド ・セコンドセッティング ・ダイアフレックス耐久性に優れた15石ムーブメント、美しいブルースチール針、時刻設定に便利な秒針規制機能、日常使用にも安心のダイアフレックス、 これらすべてがセットになっているのは、19セイコーの長い歴史の中でもこのモデルが製造された頃のわずか10年ほどです。ゆったりとした5振動の刻音を聴きながら、約60年前に思いを馳せてみるのも一つの楽しみ方です。リューズによるゼンマイ巻き上げ／時刻調整ともに問題はありません。セコンドセッティング（秒針規制機能）は60秒の位置できちんと停止します。使用に伴うキズなどは多少ありますが、年代物の割には文字盤の変色など経年劣化も少なく、約60年という年月を考えれば美品とも思います。平置きで日差とパワーリザーブを実測したところ、日差＋20秒ほど、パワーリザーブ約40時間でした。日常使用できないこともありませんが、これまでのOH歴がわからないので、できればOHして永く愛用いただけると幸いです。以上のとおり状態は良好ですが、品のためノークレーム、ノーリターンにてお願い致します。