◆動作良好◆Pioneer パイオニア PD-T07 アウトレット 【トレイベルト交換・メンテナンス済】

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商品情報

Pioneer パイオニア
PD-T07
1990年発売 【商品の説明】 【商品の特徴】
ディスクスタビライザーの開発で培ったディスクの無振動・無共振化の思想をさらに発展させ独自のターンテーブル方式を開発し、最初に採用したCDプレイヤー。

CDターンテーブル方式では、ディスクを下から全面保持するために、ピックアップとスピンドルモーターをディスク上部に設置しています。このため、ターンテーブル上にはディスク再生面であるピット面を上向きにして載せ、ディスクはターンテーブルと一体となって回転し、ディスク上部のピックアップによってピットの読取りを行います。 このメカニズムにより、外部からの振動や音圧の影響だけでなく、ソリのあるディスクなどによって回転
ピックアップには自社開発のクリーンレーザーピックアップを採用しています。 コリメータレンズなどの光学部品を削減することにより、光学系のパワーロスを減少させ、さらに光路内の収差を低減させて、クリーンで歪の少ないピット信号の読取りを可能にしています。

ピックアップ駆動には応答性に優れ、振動発生の少ないサイレントリニアモーターサーボメカを搭載しています。

慣性質量の大きいCDターンテーブルを回転させるために、スピンドルモーターには起動トルク65g・cmの大型ブラシレスホールモーターを搭載し、さらにφ4.5mmの極太シャフトと相まって、負荷変動に強く、内周部から外周部への回転数の変動にも安定したドライブ能力を得ています。

D/A変換部には、8fsデジタルフィルターと左右独立ビットストリーム1ビットDACを採用しています。Newビットストリーム1ビットDACは、電子スイッチと電流源は各1つしかなく、その1つの電子スイッチのon/offでアナログ量を表現するというもので、これによりマルチビットDACのような抵抗器の誤差や動作タイミングのズレといった問題がないため、リニアリティに優れ、原理的に非直線性歪やゼロクロス歪の発生がありません。 またマルチビットDACではアナログ信号を縦方向の振幅幅(パルスの高さ)で表現していましたが、1ビットDACでは横方向の時間軸(パルスの粗密波)で表現しているため、PDM(Pulse Density Modulation)方式と呼ばれ、デジタルデータ入力にしたがって、何万分の1秒という高速でパルスを発生し、アナログ信号の波形をパルスの粗密波に変換してます。 また1ビットDACでは、ビット圧縮に伴う再量子化ノイズを低減するため、ノイズシェイピングを行いますが、PD-T07では前段で192fsという高いオーバーサンプリングを行い、さらに3次のノイズシェイパーに送る事で、帯域外ノイズの影響を抑えてます。

光学メカニズムを外部からの振動から守るため、ラミサートメカベースを採用しています。これは鋼板を2枚重ね合わせ、特殊樹脂でモールディングしたもので、さらに銅メッキを施す事により、振動減衰特性の向上と磁気歪の発生を抑えています。また、このメカベースは特殊ゴムとスプリングを同軸化したコアキシャルサスペンションを介してメカシャーシにマウントしており、同様に下側のターンテーブルベースもコアキシャルサスペンションを介してマウントし、フロート構造とすることでシャーシからの外部振動を遮断しています。

ダイレクトコンストラクションを採用しており、各回路ブロックを信号の流れに沿ってシンプル&ストレートにレイアウトし、信号経路の最短化を実現しています。 また、デジタル/サーボとオーディオ基板を分離し相互干渉を防止するとともに、デジタル系、アナログ系にシールデッドPCB(両面基板)を採用し、デジタル系からアナログ系へのノイズの飛びつきに有利なシールド効果を得ています。さらに、アナログ回路基板も入力から出力端子まで最短距離で結び、左右対称構成としています。

D/A変換後のオーディオ回路に、A級動作FETバッファーアンプを採用しており、出力インピーダンスを低下させることにより、接続されるアンプの負荷などの影響を低く抑えています。さらにA級動作としたことで、動作時の電力消費量の変動を低減でき、他の回路への影響を抑え、低歪率化を実現しています。

電源トランスには、デジタル/サーボ回路用とアナログ回路用に独立させたツインパワートランスを採用してます。さらにオーディオ回路用トランスにはバイファイラ巻を採用しており、出力インピーダンスやインダクタンスの平衡度を高める事により、+側、?側の電源が同一条件で供給され、音質改善に寄与しています。 またサーボ/デジタル、サーボドライブ、オーディオの+、-の4パートを独立整流し、相互干渉を排除しており、特にオーディオ電源には、ディスクリート構成のプッシュプル電源を採用することで、出力インピーダンスが低く、負荷変動に強い電源を実現しています。またDAC用には左右独立の電源を用いており、サーボドライブ電源はターンテーブル用とその他のドライブ用とに独立分離させ、それぞれを安定化することでモーターやアクチュエーターの動作による影響を排除しています。

シャーシには新開発の多層構造ハニカムシャーシを採用しています。また、外部の振動を吸収する大型ハニカムインシュレーターに加えて、第5のインシュレーターをシャーシの中心部に設置することにより、制振性と重量バランスをとり、センターメカニズムを確実に支えています。

電源コードは、電源プラグからサーボ系、アナログ系専用に芯線を分けた4芯コードを採用しています。さらに素材はOFC(高純度無酸素銅)を採用しています。
(オーディオの足跡より抜粋)

【商品の 下記のメンテナンスを施してますので、トレイ開閉の動作はスムーズで、再生は問題なく正常に機能してます。振動やCDの傷や汚れに敏感です。トラック再生も問題はありません。音飛びもありません。

オーディオ部の基板上の電解コンデンサーを、ニチコンの高級オーディオ用で定評のあるKZ・FG・ES・KWシリーズに交換しています。また、三端子レギュレターとFETトランジスターを新品に交換しています。電解コンデンサーは、消耗の激しいパーツですので、正常に音が出ていても、音の劣化、ノイズの原因になります。ある程度年月が経過した場合は交換が必要になります。

このモデルは、1990年の第6回長岡鉄男のダイナミック大賞CDプレーヤー部門で優秀賞に選ばれています。このモデルは、世界初となるCDターンテーブル方式のプレーヤーです。このモデルが発売されてから他のメーカーからもターンテーブル方式のプレーヤーが発売されることになり、そのブームを作った記念すべきモデルです。また、DACにはフィリップス社製の1bitDAC”SAA7350GP”を搭載しており、パイオニアのCDプレーヤーでフィリップスのDACを搭載したのは、このPD-T07とPD-T05、それから1987年のPD-8070ぐらいしかなく、このモデル以降の後継機は、自社で開発した1bitDACを使用しています。このDACは、MARANTZのCD-15やCD-16、フィリップスのLHH700やLHH800などのハイエイドCDプレーヤーに搭載されています。なので、パイオニアのプレーヤーの中でも一味違う高音・中音のまとまり感やバランスの良さを醸し出しています。

外観ですが、天板やサイドパネルに線傷があります。その他、機能を損なうような醜い傷はありません。

新品ではないので、その他、全体的に経年変化に伴う、多少の汚れやすり傷、機能の低下があるかと思いますが、ご了承ください。


【メンテナンスについて】 トレイの開閉を駆動しているベルトを新品に交換。

トレイレールとピックアップを移動させるレールにセラミックグリスを塗布。

ピックアップレンズをエレクトロニッククリーナーにて清掃。

オーディオ部の基板上の電解コンデンサーを、ニチコンの高級オーディオ用で定評のあるKZ・FG・ES・KWシリーズに交換。三端子レギュレターとFETトランジスターを新品に交換。

RCA端子や電源プラグなどの各接点部を接点復活剤にて清掃。

その他、内部・外装を清掃。

【付属品等】
リモコン・取扱説明書は付属していません。

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