偕楽園焼紫交趾写梅図水指

商品説明 偕楽園焼紫交趾写梅図水指です。

総体は肩と腰に膨らみを持たせ、胴部をくびれさせた曲線的な造形をなしています。全体に深みのある美しい紫色の釉が施されており、口縁を縁取る雷文と、胴部を飾る梅文、そして底部を巡る波文には鮮やかな浅葱色の釉が持ち入られており、瑞々しい質感を帯びています。

色彩のコントラストが美しい一品です。


◆偕楽園焼
紀州藩10代藩主、徳川治宝によって和歌山城郊外の別邸・西浜殿内の偕楽園で始められた紀州徳川家の御庭焼き。幕末から明治の初め頃にかけての紀州藩で隆盛した。徳川治宝が82歳で他界した後は、偕楽園の庭園にある窯は閉じられたが、明治時代になり復興を向かえ、紀州藩の殖産興業として発展するきっかけとなった。




・胴径18×高17cm（最大幅。若干の誤差はご了承下さい）
・水漏れはいたしません。