PENTAXの、SMC TAKUMAR 50mm F1.4です。マウントはM42。(SMC PENTAXではありません。その前身で、Super-Takumarの最終形です。)
人気のオールドレンズSuper-Takumar55mm F1.8の高級版である50mm F1.4は、開放値が明るく、「柔らかい独特のボケ、とろけるようなボケ味」を楽しめるとされます。
そのSuper-Takumar 50mm F1.4は、1972年SMC TAKUMAR 50mm F1.4（6群7枚、8枚絞り）に進化します。SMCはSuper Multi Coatingの略で、青色と紫色の美しいコーティングにより、描写は現代的、発色も良くなって、逆光耐性も向上したと言われます。ただ、1975年にKマウントの「SMC PENTAX」が出て、SMC TAKUMARは終了します。短命でした。
なおこのレンズの特徴として、ガラスの黄変が良く、というか、ほとんど見られます。出品は、目視でもデジカメに装着して覗いても、黄変しているとは思えません。ディッケルマウントのカラースコパーと実写比較したところ、わずか色合いが違います（写真）。わずかな黄変なのか、元々のレンズの性格の違いなのかは分かりませんが、その位の違いです。
出品の概要・外観：アタリ、ヘコミ、カケ、キズ等なく良いSuper-Takumarの改良型であり、写りは良いはずです。短命のレンズ、黄変はあるかないか位で、綺麗なガラスのSMC TAKUMAR 50mm F1.4、お手に取ってみませんか。
付属品：汎用フロント、リアキャップ