出品者は、50年あまり、キヤノンのレンジファインダーファンとして過ごしてきましたが、終活の時期となり、処分を進めています。出品物は、外観かなりきれいで動作快調なP型ボディと、大口径標準レンズ・キヤノン50mm 1：1.2、クリップオン露出計（キヤノンメーター）初期タイプ、汎用穴あきフードのセットです。キヤノンP型は、スッキリとした大きな等倍ファインダーと、ていねいな仕上げが特徴です。キヤノン独特の変倍ファインダーが省略された大衆向け機種なので、出品者は、ちょっと飽きると手放してしまうのですが、しばらくすると、またほしくなって入手するということを繰り返してきた、不思議な魅力を持ったカメラです。
【キヤノンP型ボディ】出品物のキヤノンP型ボディのシリアルはNo.737056です。接眼部の黒色プレートが大きく、背面のフィルム種別円盤はカラフルで、初期と後期との中間のタイプです。出品物の外観は、巻き上げレバー左に目立たない凸凹がある（7枚目画像右上をご参照ください）以外は、スリ傷も少なく、かなりきれいな【キヤノンレンズ50mm 1：1.2】大口径のキヤノンレンズ50mm 1：1.2は、VT型に装備されて発表された人気のレンズです。本出品物のシリアルはNo.18273、フィート目盛り、直進ヘリコイドで、最小絞りは22です。鏡胴外観には、スレがかなりあり、無限遠ロックレバーのメッキは劣化しています。内部は、中玉にクモリを除去した痕跡があります（9枚目画像下段をご参照ください）。マウントアダプターを介してソニーNEXで試写しましたが、開放絞りでは、いくらか滲んだ感じですが、5.6まで絞るとすばらしくシャープで、艶のある画像が得られます（見本画像はほぼ最短距離で、100分の1秒で撮影しています。10枚目画像をご参照ください）。
【キヤノンメーター初期タイプ】クリップオン露出計（キヤノンメーター）は初期タイプで、上部に「Canon」のロゴが入っているので、デザイン的には後期タイプより締まっています。アクセサリーシュー差し込み部は、後期型のようには回転しないけれど、その分、ガタつきがなく、しっかりした印象です。外観は、金属部にサビや汚れがあります。初期タイプとしては珍しく指針が動いていて、手元にあるミノルタオートメーターで計った露出数値とほぼ同じ数値を指しています。
【汎用穴あきフード】出品物の汎用フードはねじ込み式で、フードを直接つかんでも脱落する心配がないので、純正のかぶせ式より安心です。穴あきで、なおかつ先端を絞っているので、ファインダーをのぞいた時、右下の視野を塞がない優れものです（7枚目画像下段右をご参照ください）。
※現状渡しです。テスト用フィルムを使ってフィルム送り・巻き戻しのチェックをしていますが、フィルムを使った撮影やシンクロのチェックまではしておりませんので、すべて現状渡しでお願いします（クレームはお受けできません）。申し訳ございませんが、領収書の発行はいたしません。