TRIO KP-800 DD式レコードプレーヤー 【アーム換装品】商品説明写真のカートリッジはテスト用で付属しません。

1982年発売。

同社のKP-700などの後継モデルで、傑作KP-1100シリーズにつながるモデルの1台です。

アームが、後継モデルのKP-880D用に換装されています。実効長やオーバーハング等は同一で、アームベースも共通のようです。リフターの昇降も問題なく行えます。

以下は、KP-800の仕様です。アーム部分は、KP-880D用を記載しています。

当時の
トーンアーム型式：スタティックバランスストレートアーム
アーム実効長：245mm
オーバーハング：15mm
針圧可変範囲：0g～3g(0.1gステップ)
適用カートリッジ重量：2g～12g(付属シェル使用時)
外形寸法：幅490x高さ155x奥行448mm
重量：11.5kg

手持ちのカートリッジを装着し、音だし確認しました。
回転、回転数切替、クオーツロック（LEDランプ点灯）、停止（電子ブレーキ）いずれも問題ありません。

インシュレーターは、高さ調整も含め機能しています。

テーブルシートは、オリジナル品は欠品。パイオニアのJP-501に換装しています。レコードとの密着性は極めて良好です。ただし、ほこりが付きやすいので、ときどき中性洗剤で洗浄、日陰干ししてください。裏面にやや粘着性を感じますが、表面は、劣化を感じません。

アームリフターのアップダウンは、フロントのUP/DOWNボタンで行います。動作もゆったりしていて問題ありません。最内周演奏後、オートリフトアップ機能（回転停止）があり、便利です。

アームの感度はほどほどですが、安定感と情報量を両立しており、組込アームとしては最高品質に近いと思います。
高さ調整も可能です。対辺2mmの6角レンチをご用意ください。
アームレストのホルダ下部先端が一部破損していますが、パイプの固定に問題ありません。

キャビネットの基本は、パーチクルボード主体の箱型構造ですが、重量も必要十分です。スピンドルとアーム周りを強化プラスティック材で一体化しており極めて強靭です。化粧シートの剥がれが数か所見られます。
底板は欠品ですが、通常の環境では特に問題ないでしょう。


電源トランスの振動防止用の粘土材が硬化劣化していたので、ゴムブッシュに換装しています。

清掃はしていますが、経年や使用に伴う傷やくすみがあります。

ダストカバーは、ヒンジは特有の割れがあり、ラフな扱いは禁物です。アクリル材の素材由来か、透明度に難があり、傷も結構あります。ワンタッチで脱着できるので演奏時は取り外しましょう。

制御基板等の
その他、
スペックは、こちら。

取説はありませんが、ネットから入手したものを、出品期間中、こちらからダウンロードできるようにしました。

ダストカバーやプラッター、カウンターウェイトは、分離して梱包し、輸送事故を予防します。