購入した時からワインセラーで保存しておりました。1998年はクリュッグ社が1900年代最後にヴィンテージが作られた年です。この機会を逃せば二度と手に入らないかもしれません。【下記は付属の冊子に書かれたものです】クリュッグヴィンテージのリリース。それはいつも待ちに待った瞬間です。クリュッグのヴィンテージChampagneは最高品質を備え、傑出した個性が見られた年にしか作られません。クリュックヴィンテージはその年を表現したものでありクリュックグランドキュヴェに代表されるように、比類なきスタイルを表現しています。ヴィンテージに優劣はなく、個性の違いがあるだけです。1998年はシャンパーニュ地方では天候が変わりやすい年でした。特に8月は猛暑と雨が交互に訪れましたが9月の第3週が近づくと天候が穏やかになり収穫されたぶどうを口に含むと熟成後の豊かさがはっきりと感じられるほど格別に優れたワインを生み出しました。1990年代で4番目の、そして最後のヴィンテージであるクリュッグ1998 は、驚くほど純粋で、期待した通りの魅惑的なChampagneとして、10年の熟成を経て誕生します。クリュッグ1998 は、クリーミーで柔らかな口当たりからバランスのとれた豊かな味わい、長く続く余韻に至るまで調和のとれたワインの理想とも言えるChampagneです。繊細かつ洗練された味わいは実に魅惑的です。暖かさを感じさせるイエローゴールドの輝き、満開の花の芳しいアロマ、これがクリュッグ1998の第一印象です。その後、赤いベリーととろ火で煮た果実の豊かな風味が現れ、蜂蜜、アーモンド、シナモンの甘いフレーバーがかすかにまじり、素晴らしいバランスを保ちます。レモンの酸味が感じられる余韻は、記憶にも長く残ります。