レイト80’s~アーリー９０’sのSEIKOのウォールクロック（掛時計）です。 この頃のセイコーは、ジウジアーロデザインの腕時計は言うに及ばず、掛時計においても デザインに対する意識が相当高かったと思われます。薄いグレー味を帯びたアクリルのフレームに マットブラックの文字盤（光の具合や写り込みもあり、画像で表現しにくいのですがこのアクリルの 外装がモダンでいい感じです。
7枚目の画像で、鉛筆を使って透過の具合を表現してみました）、中抜きされた長短針や先端部が ３つのドットで構成された秒針、12、3、6、9時の凸状のドットがアクセントに効いており、 見るほどにシックなポストモダンデザイン。プロダクトデザインについて審美眼をお持ちの方であれば、 瞬時にフツーの掛け時計ではないことを見抜くはずです。 加えて掛時計を「インテリア」としてきちんと認識していた時代のプロダクトのせいでもありましょう、 素材も質感が高く、しっかりとした作り込みの良さを感じさせます。イケアあたりの悲しいまでに シャビーな質感の時計とは雲泥の違いです。 コンディションは小キズはあるものの、画像のとおり致命的な キズや、汚れ、欠け、ヒビなどはなく、良いコンディションと言えます。
サイズは直径約28cm 厚さ約3.5cm。 ムーブメントはクオーツ（単３電池使用）ですので誤差もなく 時を刻みます。ちなみに秒針はスイープ（コチ、コチとステップで時を刻むのではなく、流れるように刻む タイプ）で音も静かです（電池は付属いたしません）。80~90’Sのデザイン性の高いSEIKOのウォールクロックは ただでさえなかなか出てきませんが、これだけのコンディションの個体はさらに出てこないと思います。 他サイトにも出品を予定しておりますので、気になる方はこのお早めにどうぞ。 なお、この他にもヴィンテージの腕時計(40’sのブルズアイダイヤル)なども出品しておりますので よろしければご覧ください。